京都市、「京都市生物多様性プラン-生きもの-文化豊かな京都を未来へ-」を策定
発表日:2014.03.28
京都市は、「京都市生物多様性プラン-生きもの-文化豊かな京都を未来へ-」を策定したと発表した。同市は、森林が市域の74%を占め、鴨川など多くの川が織りなす山紫水明の自然に恵まれているが、近年、三山の荒廃や固有生物の減少・絶滅等、自然環境の保全や伝統文化の継承を揺るがすような生物多様性の課題が発生している。今回、京都ならではの自然環境や伝統文化を後世に受け継いでいくため、目指すべき生物多様性保全の方向性を示す「京都市生物多様性プラン」を策定した。基本理念を「生物多様性の保全・再生と持続的な利用」とし、COP10の愛知目標(愛知ターゲット)や国の生物多様性国家戦略の長期目標(2050(平成62)年)に準拠し、同市の目指すべき「あるべき姿」を、「京都の豊かな文化が世代を超えて継承されるように、全ての人が生物多様性の恵みを生活の一部として再認識し、地域資源を活かした持続的な暮らしや経済活動が行われている社会」としている。目標年次は、2020(平成32)年度である。