三菱重工業（株）は、デンマークのヴェスタス社との合弁による洋上風力発電設備専業の新会社「MHI Vestas Offshore Wind A/S」が平成26年4月1日に発足し、営業を開始したと発表した。現在、活発な洋上風力発電市場は、英国・ドイツをはじめとする北海沿岸諸国で、今後もこの地域は大きな成長が見込まれていることから、風力発電各社は大型機の開発に取り組み、活発な受注活動を展開し始めている。今回営業を開始した新会社は、両社の洋上風力発電設備事業を分割・集約してスタートしたもので、洋上風力発電設備の開発・設計・調達・製造から販売・アフターサービスまでを手掛ける。三菱重工が持つ総合的な技術力とヴェスタスが有する多くの実績を融合することで、急成長が期待される風力発電分野でグローバルトップのプレイヤーとなることを目指していくという。