環境省、能代地区における風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2014.05.01
環境省は、能代地区における風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、平成26年5月1日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、風の松原自然エネルギー(株)が秋田県能代市の海岸沿いに、総出力39,100kW(2,300kW×17基)の風力発電設備を新設するもの。事業実施区域の周辺には、他事業者による風力発電事業が存在している。また、ガンカモ類等の渡りや、チュウヒ等の希少猛禽類の営巣及び繁殖も確認されている。今回の環境大臣意見では、1)他の風力発電事業との累積的な環境影響を勘案した適切な予測等を行い必要な措置を講じること、2)鳥類に対する影響を可能な限り回避低減するとともに、必要な事後調査を行うこと、3)セナミスミレ等の希少な植物の移植について、専門家意見を踏まえて、慎重に実施すること、等を求めている。