積水化学工業（株）は、環境・ライフラインカンパニーが、上下水処理や産業用排水処理向けの水処理膜を開発し、水処理膜モジュール及びユニットとして、平成26年5月19日から発売すると発表した。同社では、世界的な水需要の増大や環境規制の強化に伴い、上下水道処理の能力増強や産業排水処理の高度化に対する需要が今後さらに高まることが予想されることから、水の再利用や排水・浄水処理に高い性能を有する水処理膜の開発を進めてきた。今回開発した製品は、従来の中空糸よりも大きな開口部（内径4mm）を持ち、親水性を有する新素材（塩ビ系樹脂）で構成され、ろ過による膜汚れが少なく、高い透水性能を実現したもの。また、コンパクトな槽外型のユニットとすることで、新設だけでなく、既存施設の機能強化や更新に柔軟に対応することができるという。