福岡県は、「福岡県環境関連企業技術ガイドブック」を作成したと発表した。同県では、環境問題を克服し蓄積してきた実績とノウハウを生かし、中国・江蘇省やベトナム・ハノイ市、タイ・バンコク都において、それぞれが抱える環境問題の解決に向けた技術協力を行っている。同県では、相手地域から、同県内に蓄積されている環境技術に関する高い関心が示されていることから、今回ガイドブックを作成し、積極的にPRすることとした。ガイドブックは、同県に拠点を構え、海外への事業展開を考えている企業各社が有する優れた環境技術を、廃棄物・水質・大気・エネルギーなどの分野別に整理。廃棄物19社、水質12社、大気1社、エネルギー6社、その他11社の合計49社について、各社が持つ環境技術の「概要」、「強み」、「用途・想定ユーザー」を説明している。同県では今後、このガイドブックをアジアの地方政府をはじめ、現地や国内での博覧会などのイベントで配布するとともに、県ホームページで日本語、英語、中国語で公表するという。