東京都など、近隣都県市と連携した「夏季の揮発性有機化合物(VOC)対策」を実施
発表日:2014.05.30
東京都などは、近隣都県市と連携した「夏季の揮発性有機化合物(VOC)対策」を、平成26年6月から実施すると発表した。関東地方の光化学オキシダントの状況は、主要な原因物質である揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制対策により、改善傾向が見られるが、依然として、夏季には、光化学スモッグ注意報が発令されている。今年度も、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市では、「夏季のVOC対策」重点実施期間(平成26年6月~9月)を設定し、連携してVOCの削減に取り組む。連携内容は、VOCを排出する事業者(有機溶剤を取り扱う工場・事業場など)に対し、保管容器のふた閉めなどの基本的な取組の徹底を呼びかけるほか、取組を各都県市のホームページに掲載、共通リーフレットを配布する。さらに、光化学スモッグ注意報等の発令に関して、各都県市のホームページ等で、情報提供を行うという。なお、VOCの削減は浮遊粒子状物質(SPM)や、微小粒子状物質(PM2.5)の低減にも有効という。
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