九都県市、大気環境の更なる改善に向けた対策の推進を国に要望
発表日:2024.05.16
九都県市首脳会議(座長:千葉県知事)」は5/16、経済産業大臣・国土交通大臣・環境大臣に対して、大気環境の改善に向けた対策の推進について要望した。---現状、二酸化窒素や浮遊粒子状物質の環境基準についてはほぼ達成しているが、光化学オキシダントやPM2.5は改善が求められている。特に、光化学オキシダントの基準達成率は全国的に低く、関東地方では光化学スモッグ注意報が多発している状況にある。良好な大気環境を実現する上でVOC排出量の削減は不可欠であり、定量的な削減目標を設定するなど、削減対策の一層推進が必要。具体的な対策としては、事業者の自主的取組推進のため財政支援などの措置を講じること、自動車 NOx・PM法に基づく施策を継続実施、流入車対策を含めた自動車排出ガス対策、NOx排出量の多いディーゼル重量車の更新を促進する措置を講じることが不可欠。また、新車時の自動車排出ガス低減性能が使用過程で維持されるよう調査研究を行い、自動車走行時の排出ガスの状況を把握できる測定方法をディーゼル重量車への導入と、自動車排出ガス低減させる措置を講じること。さらに、タイヤやブレーキの摩耗に伴い発生する粉塵について測定方法を確立し、粉塵の発生低減に向けた技術開発の推進を働きかけることを強く要望している。
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