大分県は、平成25年度末の汚水処理の現況を公表した。生活排水処理は、下水道のように複数戸からの生活排水を管渠で集約し処理・放流する「集合処理」と、個々の発生源ごとに処理し放流する「個別処理」に大別することができる。集合処理・個別処理にはそれぞれ特性もあり、果たす役割も異なるため、地域の実状に応じた適切な処理方式を選択することが必要である。今回、平成25年度末の大分県の汚水処理人口は84.9万人、汚水処理普及率は71.2%となった。処理施設ごとの普及状況は、下水道56.9万人（47.7%）、農業集落排水施設等3.7万人（3.1%）、浄化槽24.2万人（20.3%）、コミュニティ・プラント642人（0.1%）となった。