京都市、「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト」認定制度を創設
発表日:2014.09.12
京都市は、「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト」認定制度を創設したと発表した。同市では、京都ならではの自然環境や伝統文化を後世に受け継いでいくため、目指すべき生物多様性保全の方向性を示す「京都市生物多様性プラン」を平成26年3月に策定した。今回創設した制度は、同プランに基づくもの。葵祭で使われるフタバアオイ、祇園祭の粽(ちまき)に欠かせないチマキザサ、おけら詣りで焚くオケラ及び源氏物語に登場するフジバカマなど、同市の伝統文化を育んできた市固有の生態系の保全を図ることを目的として、以下を実施するという。1)京都の祭りや文化を支えてきた生きものの保全・再生のため、活動する団体の取組を認定する、2)必要に応じて技術的な支援のための専門家を派遣する。同市では、平成26年9月16日以降随時、認定希望者を受け付けている。