（株）山武は、90年代の高層オフィスビル向けに、調光機能付き蛍光灯安定器の新機種AC電源242V（商用周波数50Hz対応）を販売すると発表した。同社の調光機能付き蛍光灯安定器は、蛍光灯の省エネを実現する銅鉄ベースの蛍光灯安定器で、「長寿命」「4段階調光機能による電子安定器同等の節電」に加え、「ノイズ低放出性能」により各種精密機器への悪影響が少ないといったメリットを有している。さらに今回の新機種では、1990年代に建設された高層オフィスビルに多く採用された「三相4線式」の電源電圧に対応。三相4線式の高層オフィスビルでは、現在主流の照明用省エネ器具（電子安定器）を用いた場合、ノイズを放出して精密機器に悪影響を及ぼすおそれがあるが、今回の製品は、こうしたノイズ放出対策に貢献し、消費電力を最大40％削減することが可能という。