NEDO、超高輝度・大光量の省エネ型LED照明を開発
発表日:2014.10.07
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、四国計測工業(株)が、(株)STEQ、鹿児島大学と共同で、Ra(平均演色評価数)80以上の高演色型の超高輝度・大光量のLED照明を開発したと発表した。現在、高天井照明や投光器として高輝度・大光量照明の高圧水銀ランプなどの高輝度放電ランプ(HIDランプ)照明が多く使用されているが、一層の省エネルギー化や水銀条約による高圧水銀ランプの使用制限などを背景に、LED化が急務となっている。LED化にあたり、LED照明の高輝度化は、発光部が高温になり、寿命の低下や発光効率の低下を招くことが課題となっていた。今回開発したLED照明は、単一面光源による照明としては、定格光束63,200lm~68,000lmで世界最高クラス。LEDの集積率を高めると共に放熱を強化し大光量・長寿命と省エネルギーを同時に達成した。また、従来の高輝度放電ランプ(HIDランプ)照明と比較して、投光器は約53%の省電力で同等の照度を達成できるなど、大幅な省エネルギーを実現したという。