新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、ナノ炭素材料を利用した環境調和型エネルギーデバイスや超軽量導線など省エネ部材の実用化を加速するため、新たに6つの助成事業を開始すると発表した。カーボンナノチューブ・グラフェン・フラーレン等のナノ炭素材料は、軽量・高強度・電気や熱の伝導率が高いことから、構造材料や導電性材料、放熱部材への応用によって、今までにない高い省エネルギー効果を持つ部材の創出が期待できる。今回、応用デバイスやナノ炭素材料の大量生産技術の開発を目指す6つのテーマを実施することで、事業全体を総合的に強化するとともに、開発成果に基づく試料提供等を通じて事業終了後数年内の実用化を目指すという。1）ナノ炭素材料高耐熱・高熱伝導高分子複合部材：1テーマ、2）ナノ炭素材料高密度エネルギーデバイス：2テーマ、3）ナノ炭素材料軽量導線：1テーマ、4）ナノ炭素材料大量生産技術：2テーマ。