国土交通省、非接触給電ハイブリッドバスの実証走行試験を上高地で実施
発表日:2008.10.14
国土交通省は、産学官の連携により実施している「次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクト」で開発・実用化を進めてきた非接触給電ハイブリッドバスについて、松本電気鉄道(株)の協力を得て、長野県上高地において実証走行試験を実施すると発表した。非接触給電ハイブリッドシステムは、路面等に埋め込んだ給電装置から電磁誘導により、非接触(充電用のコード等を用いない)で車両側のリチウムイオンバッテリーに急速に大量充電するもの。電気のみで走行した場合、市街地で約15km走行可能で、走行中の排出ガス・CO2をゼロにすることができる。試験走行は平成20年10月15日(水)から17日(金)まで行い、山岳路・観光路線における操作性、走行性能、環境性能等についてデータを収集し、今後のさらなる実用性向上に活用するという。