環境省、(仮称)冷水峠風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2014.09.10
環境省は、青森県で計画されている(仮称)冷水峠風力発電事業に係る計画段階環境配慮書について、平成26年10月10日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、(株)ユーラスエナジーホールディングスが、青森県むつ市及び下北郡東通村で、最大で総出力81,000kWの風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域には、水源のかん養や土砂の崩壊の防備を目的として保安林に指定されているヒノキアスナロ群落等の重要かつ良好な自然環境のまとまりの場が広く含まれている。また、イヌワシ、クマタカ、オオタカ等の猛禽類等の重要な動植物の生息や重要な植物の生育が確認されている。さらに、同事業者による風力発電所が設置済み又は環境影響評価手続中である。今回の環境大臣意見では、対象事業実施区域の設定には、保安林の尾根筋やその周辺について、ヒノキアスナロ等が優先する良好な森林が劣化する蓋然性が高いことから、冷水峠より北部の森林の改変を回避すること、等を求めている。
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