日産自動車（株）は、横浜市のみなとみらい21地区に建築中の新本社屋が、国土交通省の主導するCASBEE（建築物総合環境性能評価システム）において、最高評価の「Sランク」（建築物の環境性能効率BEE=5.6）を取得したと発表した。CASBEEは、同省の第三者評価機関である（財）建築環境・省エネルギー機構（IBEC）により認証されるもの。今回の認証は、新本社ビルにおける環境対応として、自然エネルギー（太陽光、外気）の有効利用による照明・冷房エネルギー（CO2）の削減、雨水・雑排水の中水利用による水のリサイクル、屋上緑化によるヒートアイランド対策、建物自体の長寿命化によるメンテナンスやリフォームの最小化、建設時の仮設材削減・リサイクル材の積極採用による廃棄物の大幅な削減、地域に溶け込む美しい外観、建物内部を貫通する公共道路、ショールームを活用した地域との交流などが評価された。