三菱日立パワーシステムズ（株）は、フィリピンのエナジー・デベロップメント社傘下の事業会社であるグリーン・コア・ジオサーマル社（GCGI）から、トンゴナン地熱発電所1～3号機のリハビリ工事を受注したと発表した。地熱発電は、地中深くに存在するマグマ溜まりの熱水を蒸気のかたちで取り出し、タービンを回して発電する、CO2排出量が極めて少ないクリーンな発電方式。同地熱発電所は、フィリピンの中部、レイテ島の港湾都市オルモック近郊に位置し、運転開始以来、34年間にわたって地域の電力需要を支えてきた。今回のリハビリ工事は、同社が1981年に納入した蒸気タービン計3基を最新鋭の設計に更新するもの。1～3号機の出力は各3万7,500kWで、全ての工事が完了するのは2017年2月の予定。同社では今回のリハビリ工事を通じて、地球温暖化対策に寄与していくという。