環境省は、汽水・淡水魚類、昆虫類、植物Ⅱ（維管束植物以外：蘚苔類、藻類、地衣類、菌類）を対象としたレッドデータブック2014を公表した。レッドデータブックは、絶滅のおそれのある野生生物の種の情報をとりまとめたもの。今回は、平成12年から平成18年にかけて出版された同書の改訂版に当たり、平成24年8月及び平成25年2月に公表したレッドリスト（絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト）に記載されている種のうち、汽水・淡水魚類、昆虫類、植物Ⅱ（維管束植物以外：蘚苔類、藻類、地衣類、菌類）に属するものについて、各種の形態、分布域、生息環境等をとりまとめ、分類群ごとに編纂した。掲載されている種数は、汽水・淡水魚類238種、昆虫類868種、植物Ⅱ798種となっている。同省では、自然環境保全のための重要な基礎資料としての活用を期待しており、平成26年度内に植物Ⅰ（維管束植物）を公表する予定という。