愛知県は、平成26年度の公共用水域及び地下水の水質調査結果を公表した。この調査は、愛知県、国土交通省、水質汚濁防止法に定める6政令市（名古屋市、豊橋市等）が、同法第16条第1項の規定により作成した「平成26年度公共用水域及び地下水の水質測定計画」に基づき実施したもの。調査結果の概要は以下のとおり。1）公共用水域では、141地点で健康項目を調査した結果、名古屋市内1地点を除く140地点で、すべての項目で環境基準を達成した。生活環境項目の河川におけるBODの環境基準達成率は、昭和48年度の調査開始以来、初めて100%となったが、海域におけるCODは45%で横ばいとなった。2）地下水の水質調査では、県内の全体的な地下水質の概況を把握するため119地点を調査した結果、105地点ではすべての項目で環境基準を満たしていたが、14地点では環境基準を超過した項目があった。環境基準を超過した14地点については、今後も調査を継続していくという。