富士電機、工場の省エネルギーに貢献する「蒸気発生ヒートポンプ」を発売
発表日:2015.07.02
富士電機(株)は、低温排熱の再利用で工場の省エネルギーに貢献する「蒸気発生ヒートポンプ」を、2015年12月に発売すると発表した。近年の電力事情の変化を踏まえ、工場等の生産現場ではエネルギーを効率的に使用するスマート化が進んでおり、その一つとして、工場内で生じる低温排熱の再利用が注目されている。特に、食品・飲料、自動車、化学工業、パルプ・紙・紙加工品といった産業分野では熱の利用範囲が広く、かつ再利用可能な排熱量が多く見込まれている。今回発売する製品は、同社のヒートポンプ技術を活用し、工場内で発生する低温排熱を回収・加温して再利用する装置。工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給することで、エネルギーコストやCO2排出量を大幅に削減できる。また、ネットワークに接続して中央制御室やパソコン等からの遠隔監視・操作に対応しており、工場全体のFEMS等と連携したエネルギー最適化に貢献できるという。
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