京都市は、「京都生きもの100選」を選定し、平成28年1月29日から公開すると発表した。同市では、京都市生物多様性プランリーディング事業として、四季折々に見られる身近な自然に関する情報について、平成26年度に実施した自然環境現況調査や京都市環境審議会生物多様性保全検討部会の意見を踏まえて、「京都生きもの100選」候補として197件を選定した。今回、市民の投票を募り、得票数が多かった103件の情報を、同市に生息する生きものや生育環境保全の取組などの3つの区分に分けて取りまとめた。1）生物多様性の保全上重要な生きものやその生息・生育場所：59件、2）生物多様性保全に関する市民や事業者の取組：11件、3）観光や伝統文化を支える生物多様性の情報：33件。同市では、ホームページで広く紹介するとともに、京の生きもの発見ガイド」に順次掲載するほか、親子向けの自然観察会「親子生きもの探偵団」等で活用していくという。