NEDO、洋上風力発電の観測データを公表
発表日:2016.03.23
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、洋上風力発電の観測データを公表した。NEDOでは、国内で初めての沖合における洋上風力発電の実現に向け、千葉県銚子沖と福岡県北九州市沖の2カ所で、風向と風速を観測する洋上風況観測タワーと実際に洋上で発電を行う洋上風車を実海域に設置するプロジェクトを2009年度より実施しており、銚子沖では2013年3月より、北九州市沖では2013年6月より運転を開始し、実証研究を行っている。今回、その実証研究の成果の一部として、銚子沖と北九州市沖における風向・風速等の風況観測データ、有義波高・流速等の海象観測データ、および発電電力量・設備利用率の風車観測データを公表した。これまで、洋上の風況・海象データを長期間にわたり取得したものを公表した例はほとんど見られなかったことから、今回公表した洋上の風況特性等を示すデータが洋上風力発電の導入に活用されることが期待される。また、引き続き2016年度の事業終了までに得られる観測データを、随時公表するという。
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