新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、洋上風力発電の海域選定に役立つ「洋上風況マップ（デモ版）」を公開したと発表した。NEDOでは、高精度の数値シミュレーションから得られる風況情報に加えて、水深、海底地質等の環境情報、港湾区域、航路等の社会環境情報など、洋上風力発電を計画する上で必要な種々の情報を国内で初めて一元化し、海域の選定など洋上風力発電の開発に有効なツールとして活用される「洋上風況マップ」を作成する事業に2015年度に着手した。今回公開した洋上風況マップは、水深、海底地質等の環境情報や港湾区域、航路等の社会環境情報など種々の情報に加え、一部海域（銚子沖）での風況情報を整備したもの。2016年5月9日まで、デモ版に関する意見・要望を募集して、得られたニーズや利便性等を参考にし、最終版の「洋上風況マップ」を2016年度末に公開する予定という。