環境省、鬼首地熱発電所設備更新計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2016.07.28
環境省は、「鬼首地熱発電所設備更新計画計画段階環境配慮書」について、平成28年7月28日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、電源開発(株)が、宮城県大崎市において、出力15,000kWの地熱発電設備を廃止し、新たに出力23,000kW級の地熱発電設備に更新するもの。事業実施想定区域及びその周辺は、栗駒国定公園第1種特別地域に指定され、特定植物群落が存在するとともに、新規造成計画地には自然公園法に基づく指定植物が生育している。また、同区域及びその周辺には、地獄を含む温泉が位置している。今回の環境大臣意見では、1)補充井の掘削等を最小限にすること、2)環境省通知の趣旨に沿い、国定公園に配慮した計画となるよう、宮城県と調整すること、3)温泉への影響を回避すること、を求めている。
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