環境省、(仮称)北海道(道北地区)ウィンドファーム豊富に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2016.10.28
環境省は、北海道で計画されている「(仮称)北海道(道北地区)ウィンドファーム豊富に係る計画段階環境配慮書」について、平成28年10月28日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、三浦電機(株)が、北海道稚内市及び天塩郡豊富町において、最大で総出力30,000kW(2,000~3,000kW×10~15基)の風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域の周辺には、ラムサール条約湿地であるサロベツ原野や鳥獣保護区等、及び渡り鳥の渡り経路や中継地となる湖沼等が存在しており、天然記念物及び国内希少野生動植物種、海ワシ類等が生息・生育している。さらに、事業実施想定区域の近隣には複数の住居等が存在するとともに、他事業者による複数の風力発電所が環境影響評価手続中である。今回の環境大臣意見では、風力発電設備の配置等を検討するに当たって、騒音等や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、鳥類に対する影響を回避又は極力低減すること、等を求めている。
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