兵庫県は、「兵庫県版レッドリスト」及び「生物多様性に悪影響を及ぼす外来生物リスト（ブラックリスト）」の追加・変更を行ったと発表した。同県では、2003年版レッドデータブックの見直しを2009年度から分野別に進めており、これまでに植物・植物群落（2010）、地形・地質・自然景観・生態系（2011）、昆虫類（2012）、鳥類（2013）、貝類・その他無脊椎動物（2014）の改訂版を作成している。今回の見直しでは、植物・植物群落（2010）における植物群落「ブナ群落（神戸市北区 有馬町・六甲山山頂）について、範囲に神戸市灘区・東灘区・西宮市・芦屋市を新たに追加し、ランクをAに変更した。また、地形・地質・自然景観・生態系（2011）における地質（化石関係）について、「三田市富士が丘3丁目」のランクをAに変更し、「篠山市西古佐県立丹波並木道中央公園」を新規追加した。ブラックリストについては、アフリカツメガエルがZランク（警戒種）として追加された。