兵庫県、「兵庫県版レッドリスト」に植物群落を追加
発表日:2014.08.08
兵庫県は、植物群落について、「兵庫県版レッドリスト」の追加を行ったと発表した。同県では、2003年版レッドデータブックの見直しを2009年度から分野別に進めており、これまでに植物・植物群落(2010)、地形・地質・自然景観・生態系(2011)、昆虫類(2012)、鳥類(2013)、貝類・その他無脊椎動物(2014)の改訂版を作成している。今回の追加は、植物・植物群落(2010)に対して行うもの。植物群落に、川西市清和台東のコナラ群落を、地方的価値・都道府県的価値に相当する「Bランク」として追加した。同群落は、ニュータウン開発地の残存二次林で、虫生川両岸に見られるコナラなどの優占する里山林。シカの影響を受けていないため、草本層、第2低木層の種多様性が非常に高く、同県のレッドリスト(植物)でCランクに選定しているエドヒガン、キンランなどの貴重種が確認されているほか、地域住民が「虫生川周辺の自然を守る会」を立ち上げ、森林整備を行っている。
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