兵庫県、「兵庫県版レッドデータブック」の貝類・その他無脊椎動物を改訂
発表日:2014.04.16
兵庫県は、「兵庫県版レッドデータブック」の貝類・その他無脊椎動物を改訂したと発表した。同県では、兵庫県版レッドデータブックを平成7年に他県にさきがけて策定し、平成15年に改訂を行ったが、新たな生物情報の蓄積が進んできたことから、平成21年度からは2度目の改訂作業を分野別に進めている。「生物多様性ひょうご戦略」に基づく行動計画の重要な柱として、平成25年度は貝類・その他無脊椎動物の改訂を行った。今回の改訂では、選定種は218種となり、2003年版(121種)より97種増加した。新たな調査や研究により生息状況に関する情報量が増加したもの等119種を追加、近年の調査等により生息数や産地の確認数が増えたもの等22種を削除、37種のカテゴリー(ランク)を変更した。また、2003年版で「今見られない」に区分されていた6種のうち3種を「絶滅」に変更した。同県では、市町・関係部局等へ周知を図るとともに、絶滅危惧種等のリスト、種ごとの写真や分布域等を県ホームページに掲載するという。