経済産業省は、サプライチェーン省資源化モデル大賞の受賞者を発表した。同省は、製造段階のサプライチェーンを構成する企業が連携して行う資源ロス削減の取組を促進する「サプライチェーン省資源化連携促進事業」を実施している。同事業の一環として、優れた成果を挙げた事例の認知度を高めるため、平成20年度は20件の採択案件を審査。その結果、パナソニックエコシステムズ（株）チームが大賞を受賞した。同社では、設備機器用冷却ユニット用の樹脂シートについて、メーカーと情報共有を行うことで、製造時の樹脂シート幅を縮小し、副産物を11%削減。また、同副産物を製品材料としてリサイクルするための検討を開始した。他に、グリーンサプライチェーン賞に（株）奥羽木工所チームと倉敷化工（株）チーム、優秀カイゼン賞にコイズミ照明（株）チームが選ばれた。なお、同省では同事業の全チームの取組結果をまとめた省資源化の事例集を作成している。