環境省は、平成27年度の日本海沿岸地域等への廃ポリタンク等の漂着状況を公表した。同調査は、日本への海洋ごみの漂着状況を把握する一助として、道府県の協力を得て実施しているもの。平成27年度（調査期間：平成27年4月1日～平成28年3月31日）の漂着状況についてとりまとめた結果、以下のとおりとなった。1）廃ポリタンク：北海道から沖縄県にわたる15道県の海岸で総計20,221、2）医療系廃棄物：青森県から沖縄県にわたる9県の海岸で総計2,121、3）漁具（浮子）：北海道から沖縄県にわたる14道県の海岸で総計186,949、4）電球類：北海道から沖縄県にわたる10道県の海岸で総計3,592。同省では、引き続き道府県の協力を得つつ情報の収集にあたるとともに、必要な場合は関係国に対して申入れを行っていくことも検討するという。