平成28年度東京湾環境一斉調査、調査結果報告書を公開
発表日:2017.05.22
環境省は、平成28年度東京湾環境一斉調査の調査結果報告書を公開した。同調査は、多様な主体が協働し、モニタリング調査を実施することで、国民・流域住民の東京湾再生への関心の醸成を図るほか、東京湾とその関係する陸域の水質環境を把握し、汚濁メカニズムを解明することを目的として、平成20年度から実施しているもの。第9回目の実施となる平成28年度は、平成28年8月3日を基準日として、142機関により溶存酸素量(DO)等の調査を実施。溶存酸素が少ない海域(4mg/L未満)が湾奥から湾央一帯にかけて広がっており、貝類などの底生生物の生息には厳しい環境となっていた。また、生物調査は12件報告があり、プランクトン・貝類・魚類などを対象にとした生物種の観測が実施された。さらに、環境啓発活動等のイベントは12件の実施報告があり、水辺の自然に親しみを持ってもらうことを目的としたイベントが実施されたという。
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