日本学術会議は、「提言 低炭素・健康なライフスタイルと都市・建築への道筋」を公表した。同提言は、省エネルギー化や低炭素化の推進において、都市・建築・交通の空間設計に係わるステークホルダー全員の責務が重要となっていることから、日本学術会議の合同委員会（環境学、土木工学・建築学）と分科会（低炭素・健康社会の実現への道筋と生活様式・消費者行動）において審議されたもの。健康的で質の高い生活スタイルを目指して、1）低炭素で環境性能の高い都市を実現する方策、2）アジア諸国への導入による国際貢献などを、最近の動向や新たな知見を加えて取りまとめている。