（株）細田工務店は、同社が提案した省CO2住宅が国土交通省の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択されたと発表した。同事業は、家庭部門・業務部門のCO2排出量が増加傾向にある中、住宅・建築物における省CO2対策を強力に推進するため、省CO2の実現性に優れた事例となる住宅・建築プロジェクトを国が公募し、整備費等の一部を補助するもの。同社の省CO2住宅は、次世代省エネルギー基準適合住宅とすることで大きく熱負荷を軽減したほか、設備、外構・植栽、資材生産段階で省CO2効果を高める取り組みを行う。例えば、設備面では、従来型のガス給湯器の熱効率80%程度に対して、90%程度の熱効率を実現した潜熱回収型ガス給湯器を搭載し、LDKの床暖房もまかなう。浴室では、手元に止水機構があるシャワーヘッドを採用し節湯に努める。また、廊下などは、エネルギー消費の少ない蛍光ランプを採用する等の取り組みを行うという。