環境省は、「ナショナル・トラストの手引き」を改訂し、発行したと発表した。ナショナル・トラストとは、身近な自然や歴史的な環境を寄付等によって取得して守り、次の世代に残す運動のこと。同省では、ナショナル・トラスト活動の普及啓発を図るため、ナショナル・トラスト活動の実務的な問題とそれに向けた実践の手引きとして、平成16年から「ナショナル・トラストの手引き」を作成・発行している。今回の改訂は、平成20年以来10年振りとなるもの。効果的なナショナル・トラスト活動の実施に向けて、1）関連する新たな法律（地域自然資産法）の概要や法の活用によるトラスト団体にとってのメリット、2）税金（みなし譲渡課税、土地の不動産取得税及び固定資産税）の優遇措置活用時の申請ポイントや優遇措置の例等が追加された。