富士経済、新型・次世代太陽電池の世界市場規模を予測
発表日:2018.07.24
(株)富士経済は、新型・次世代太陽電池(フレキシブル結晶シリコン、フレキシブルGaAs、ペロブスカイト、色素増感、有機薄膜)の世界市場に関する調査結果を発表した。この調査は同社調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリング、関連文献調査、社内データの結果をとりまとめたもの(調査期間:2018年4月~6月)。新型・次世代太陽電池等を既に商用化、あるいは商用化に目途をつけている国内・海外企業21社の研究開発の現状、開発ロードマップ、用途開拓の動向を整理分析した結果、すでに商用化されている色素増感太陽電池(DSC)と有機薄膜太陽電池(OPV)は、既存太陽電池と同様に太陽光の利用に加え、室内光の利用による用途開拓が進んでいる。しかし、既存太陽電池は新型・次世代太陽電池よりも大幅に安価であり現状の価格競争力では、早急に新型・次世代太陽電池が主流化する可能性は低くまずは既存太陽電池と競合しないIoT機器・無線センサーの電源や、ZEB/ZEHの実現に寄与するBIPV(建材一体型太陽電池)といった用途から市場形成が進んでいくと予想される。
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