極地研とJAXA、北極海の「最小海氷面積(2018年観測結果)」などを発表
発表日:2018.09.25
国立極地研究所とJAXAは、北極海における海氷域面積の減少と、今冬の結氷に係る見通しなどを発表した。北極海の海氷域面積は、2018年9月21日に年間最小(446万平方キロメートル)を記録した。これは、2002年にJAXAで開発したAMSRシリーズのセンサで観測を始めて以来、年間最小海氷面積を記録した時期は最も遅く、面積は2017年9月に比べて微減となった。北極海の海氷は例年並みに少ないと言えるが、周辺海域の海面水温が過去10年間では最も高いことから、10月以降の海氷域拡大(結氷)が遅れ、冬季の北極海上の温暖化が強まる可能性があるという。