環境省と経済産業省は、「水銀に関する水俣条約」第２回締約国会議の進捗状況を公表した。今次会合はスイス・ジュネーブにおいて開催された（2018年11月19日～23日）。140を超える国・地域から約900名が参加し、事務レベルにより、条約事務局の運営に関する事項や技術的事項に関する議論が行われ、1)事務局の設置場所をジュネーブとすることが正式に決まり、2)条約の資金メカニズムである「地球環境ファシリティ（GEF）」および「能力形成及び技術援助を支援する特定の国際的な計画（SIP）」について、条約の規定に基づきレビューを進めるという合意がなされ、3)「水銀の暫定的保管に係るガイドライン」が採択されるなど、条約の詳細ルールづくりなども進展したという。