出光興産（株）は、経済産業省資源エネルギー庁公募の「平成21年度電気自動車普及環境整備実証事業」で同社の実証事業案が採択されたと発表した。同事業案は、電気自動車（EV）の充電事業に加え、ETCシステムの活用による充電サービスの認証・課金や、サービスステーション（SS）での太陽光発電によって得られるグリーン電力証書を発行するビジネスモデルの実現性を検証するもの。具体的には、1）太陽光発電とLED照明を配置し、消費電力の抑制を図る（採算性の確保）、2）ETC認証・決済等を活用した省人化運営を図る（EV充電の認証・課金・決済）、3）グリーン電力証書発行のためのシステム作り（複数発電ポイントの遠隔監視と証書発行のためのデータ作成）、4）EV普及のためのインフラ整備（急速充電と普通充電のネットワーク配置）、5）新サービスの提供（グリーン電力証書の小口化、EVレンタカービジネスを付加）、の5点の実証・評価を行う。