気象庁、エルニーニョ監視速報(2019年9月)を発表
発表日:2019.09.10
気象庁は、2019年9月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。一方、インド洋熱帯域は海面水温の高い状態が解消しつつもあり、現在、太平洋赤道域では、東部の海面水温は平年並となっている。海洋表層の水温は平年からの隔たりが小さいことから、今後しばらくはこの状態が続くと考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後冬にかけてはエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高いと見込んでいるという。
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