国環研、研究情報誌「環境儀」第75号「GMOアンダーザブリッジ~除草剤耐性ナタネの生物多様性影響調査~」を刊行
発表日:2019.12.26
国立環境研究所は、研究情報誌「環境儀」第75号「GMO(遺伝子組換え生物)アンダーザブリッジ~除草剤耐性ナタネの生物多様性影響調査~」を刊行した。遺伝子組み換え(GM)により除草剤耐性を得たナタネは、国内では商業栽培されていないが、カナダ産においては約9割を占めている。この輸入されたナタネ種子がトラックなどで輸送される際、道路沿いや橋の下に零れ落ち発芽し、生育することがあるという。同誌第75号は、除草剤耐性ナタネの生物多様性への影響についての研究成果・研究者のインタビュー記事等からなるもの。3つのコラム(セイヨウナタネとその近縁種の関係—禹(ウ)の三角形—、遺伝子組換え技術とは、カルタヘナ法)や普及啓発記事「除草剤耐性ナタネを探る」等をともに読み進めることで、同研究所の研究視点、研究者の取組姿勢およびGMOの生物多様性への影響について理解を深めることができるという。