北日本紡績、新しい柱づくりを目指してプラスチックリサイクル事業に注力
発表日:2020.09.04
北日本紡績(株)は、プラスチックリサイクル事業を本格化すると発表した。同社は、1948年の設立以来、専ら合繊、紡績糸の製造・販売等を手掛けてきた企業(本社:石川県白山市)。2018年6月に公表した中期経営計画では、紡績事業の強化とともに、新たなる事業領域の開拓を重点施策に位置づけている。今回、プラスチックリサイクルをめぐる国内外の情勢や市場動向を踏まえ、2020年5月に化学業界出身の代表取締役社長が就任したことを契機として、使用済みPETボトルをポリエステル短繊維に加工し、糸製品を製造販売する事業、ストレッチフィルム(ポリエステル)をPET製品に再生する事業、自動車解体時に出る自動車用エアバッグ、エアバックメーカーから出る廃材・端材等をナイロン製品に再生する事業を立ち上げる。2021年3月の事業化に伴い、廃プラスチックをペレット化する設備の購入や技術者の確保などに1億2千万円を投入するという。
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