気象庁、エルニーニョ監視速報(2020年11月)を発表
発表日:2020.11.10
気象庁は、2020年11月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、夏からラニーニャ現象が発生しているとみられる。太平洋赤道域の中部から東部に見られる海洋表層の冷水が今後冬にかけて維持され、東部の海面水温が平年より低い状態が継続すると考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い(90%)と見込んでいる。春は平常の状態になる可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い(60%)と見込んでいるという。
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