麻布大、鳥獣害対策を中心に据えた地域づくりを積極支援
発表日:2020.12.23
麻布大学は、島根県邑智郡美郷町(みさとちょう)にフィールドワークセンターを新設した。同大学と美郷町は、ヒツジ放牧による草地植生の研究等(2005・2006年)を通じて交流を深め、2019年3月に学術研究や人材育成、産業振興、教育・文化の振興などの項目について連携協定を締結している。同センターは、有害鳥獣被害を強みに変えて産官学民が自発的に集う、美郷町の地域づくり構想における「学」セクター拠点として整備されたもの。両者は、協定締結をきっかけに開設準備に取り組み、美郷町が所有する複合施設の一角をリニューアルし、同大学に貸し出すという枠組みが整えられた。2021年4月から運用を開始することとなっており、専任教員が常駐し、学生が卒業論文や修士論文の作成のために利用する。当面は、動植物に関するフィールドワーク教育、野生動物を用いたジビエ料理の加工技術教育、食品衛生管理の国際基準「HACCP」の研究などに活用し、有害鳥獣被害対策の指導・支援の拠点として、同大学の特色を活かした新たな教育研究の展開を図っていくという。
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