PwC Japan合同会社（以下「PwC」）は、調査レポート「食卓で起きる変革と代替：ネイチャーポジティブとフードバリューチェーン」を公表した。本稿では、PwC独自のツールを用いて「ネイチャーポジティブに貢献するフードバリューチェーン関連技術」の現状を分析している。関連技術（クラスタ）の地位を市場性（縦軸）、技術の成熟度（横軸）、特許出願規模（バルーン）で表した結果、4つの領域が見い出された（①既にトレンドになっている、②今後の技術開発に期待、③技術的に成熟しつつある、④次世代のトレンドになる可能性がある）。主な関連技術（該当する領域）として、植物工場（①）、スマートフードチェーン（②）、代替食品開発（④）を挙げ、概括的なプロセスフロー図を作成するとともに、ネイチャーポジティブに資するための課題や今後の展望を考察している。