JICA、「地球規模課題対応国際科学技術協力」の新規採択案件を公表
発表日:2021.05.20
(独)国際協力機構(JICA)は、2021年度「地球規模課題対応国際科学技術協力(略称:SATREPS)」の新規採択案件(5領域)を公表した。SATREPSは、日本と開発途上国との国際科学技術協力の強化等を目的とする事業で、JICAは(国研)科学技術振興機構・(国研)日本医療研究開発機構と連携して事業を実施する。プロジェクトはJICA以外の2機関が公募し、JICAは選定された本邦の大学・研究機関と連携し、ODA技術協力プロジェクトの枠組みにより共同で実施する。今回、環境領域では「気候変動適応に向けた森林遺伝資源の利用と管理による熱帯林強靭性の創出(対象国:インドネシア共和国、日本側研究代表機関:国際農林水産業研究センター)」など3件が採択された。また、低炭素社会領域では「再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発(対象国:南アフリカ共和国、日本側研究代表機関:沼津工業高等専門学校)」など2件が採択された。その他、生物資源、防災、感染症領域において7件が採択されており、合計12の案件において相手国との協議が行われ、内容の合意を経た後にプロジェクト実施に至るという。
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