行田市、クビアカツヤカミキリ駆除に“懸賞金”を設定
発表日:2021.06.25
埼玉県行田市は、クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)に懸賞金(奨励品)制度を設け、駆除を推進する。同種はサクラやモモなどのバラ科の樹木に寄生し、樹木を衰弱させ枯死させる危険性のある害虫。中国・モンゴル・朝鮮半島などに自然分布し、国内においては、輸入貨物や木製梱包材に随伴して侵入した可能性がある。2012年に愛知県で確認され、その後、埼玉県など関東地方や関西・四国にまで拡大しているとみられている。環境省は2018年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定し、規制を強化している。今回、同市は、同種を駆除した市民に対し市内の商店街で使うことができる商品券を交付する「クビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業」を実施すると発表した。市内で捕殺したクビアカツヤカミキリ10匹につき500円分を奨励品として交付するという。なお対象は同市在住者に限る。
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