WWF、「ゴーストギアの根絶に向けて~最も危険な海洋プラスチックごみ」(日本語版)を公開
発表日:2021.07.28
WWFジャパンは、「ゴーストギアの根絶に向けて~最も危険な海洋プラスチックごみ~」の日本語版を発表した。「ゴーストギア」とは、海洋に放棄(Abandoned)され、逸失(Lost)し、または投棄(Discarded)された漁具(Fishing Gear)のことを指し、「漁具の幽霊」という意味で、海中を延々と漂う魚網を幽霊にたとえた言葉。海に流出しているゴーストギアは年間50万~100万トンにものぼり被害も深刻で、特に対策が遅れていると考えられることから、2020年10月、WWFは、このゴーストギアがもたらす問題をまとめた報告書を作成していた。今回の発表は、その日本語版を公開したというもの。この報告書は、1)ゴーストギア問題とその原因、2)解決に向けた効果的なアクション、3)現状の法的枠組みが抱える課題と国際協定の必要性等と、最新の情報や対策のための活動事例などを網羅的にまとめた資料であり、国や地域で水産業振興や環境問題に取り組む行政・漁業者や漁業協同組合、さらに普段から魚を消費しプラスチック製品に囲まれている一般消費者にも活用して欲しいという。
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