プラ新法の設計認定制度、文具・飲料・洗剤・化粧品4分野で初認定
発表日:2026.02.10
プラスチック資源循環促進法に基づく設計認定制度について、経済産業省と農林水産省は2026年2月10日付で初めての認定を行った。対象は文具、清涼飲料用ペットボトル容器、家庭用洗浄剤容器、家庭用化粧品容器の4分野であり、製品設計段階からリサイクル性を高める取り組みを促すものである。これにより、素材の単一化や再生材の利用拡大を通じて、製品寿命後の再資源化が制度的に後押しされることとなる。
本制度では、分野ごとに策定された設計認定基準への適合が求められ、情報公開や総合評価の実施が要件となる。今回の認定では、軽量化・単一素材化を進めたクリアーファイル、全数で100%リサイクルPETを使用した清涼飲料用ボトル、詰替え利用を前提とした洗剤容器、再生材比率を高めた化粧品容器など、企業ごとの取組方針が具体的に可視化された。グリーン購入法での取扱いやリサイクル設備支援とも連動し、設計段階からの資源循環対応を広げる枠組みが制度化された。
今回、第1号の認定を受けたのは、プラス株式会社(クリアーファイル)、サントリー食品インターナショナル株式会社(やさしい麦茶680mlペット)、花王株式会社(アタックZERO ワンハンドタイプ)、ユニリーバ・ジャパン株式会社(ラックス バスグロウシリーズ)の4件である。これらの個別製品はいずれも、素材削減・単一化・再生材利用・分別容易性など、設計段階での工夫を明示しており、制度が意図する「リサイクルしやすい設計」の具体像を示している。他37件が同時に認定されたことで、認定制度は初回から計41件が市場に位置づけられることとなった。
認定証は同日、省内で手交され、文具・飲料・日用品の大手企業が制度に応じた設計改善に踏み切った点は、今後の製品設計に向けた業界横断的な指標ともなる。設計認定制度は、法制度・基準・市場インセンティブが連動する仕組みとして機能し、再生材を核とした循環モデルの定着を後押しする可能性がある。他方、全分野共通で再生材の調達基盤や回収・再資源化工程との連携が求められるため、今後の運用ではサプライチェーン全体での情報共有や基準の実効性確保が問われる。
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