島根県、再エネ導入の推進状況(令和2年度)を公表
発表日:2021.08.05
島根県は、再生可能エネルギー導入の推進状況を公表した。同県は、「島根県再生可能エネルギー及び省エネルギーの推進に関する基本計画」(平成27年9月策定)に基づき、再エネ導入を推進している。令和2年度が目標年度であることから、今回、推進状況を公表した。県内電力消費量に対する再エネの発電量は、15.8億kWh(31.5%)となり目標(15.6億KWh,30.4%)を上回った。太陽光発電は、住宅用・10kW未満については、固定価格買取制度(FIT)の取引価格の下落により導入が伸び悩んだものの、メガソーラーなど10kW以上の発電所が出雲市や浜田市などで稼働し、約20万kW増加した。陸上風力発電は、新たに浜田市で48,430kWの風力発電が稼働した。小水力発電は、阿井発電所(奥出雲町)等の新設やリニューアルがあった。木質バイオマス発電は、松江市、江津市で発電所が稼働し、約2万kW増加した。項目別の目標について、地域振興や農業振興のためのマイクロ水力発電の設置箇所数(小水力発電)50カ所を目標としていたが、4カ所の実証実験にとどまった。一方、「木質バイオマス発電に関連する雇用者数」、「医療・福祉施設等の給湯への太陽熱ソーラーシステム等の導入助成数」は目標を上回ったという。
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