福島県、外来種「ツヤハダゴマダラカミキリ」を県内で確認
発表日:2021.09.13
福島県は、「ツヤハダゴマダラカミキリ(学名:Anoplophora glabripennis)」が県内で確認されているとし、情報提供を呼び掛けている。同種は、中国や朝鮮半島が原産で、外来種として米国や欧州、オーストラリアなど各地に侵入し、幼虫が樹木内部を食い荒らし枯らしてしまうなどの被害が出ており、在来の生態系や人間の生活に大きな影響を与えることから、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されている。在来種であるゴマダラカミキリに似ているが、胸部の白紋がないことなどが特徴。国内では、2002年に神奈川県横浜市中区のアキニレ街路樹で出現したが2004年9月までに防除されていた。しかし、2020年に兵庫県、2021年7月に茨城県などで報告されるなど、定着が懸念されている。同県においては、2021年に白河市で初確認され、その後、伊達市、福島市で相次いで確認されている。同県では情報提供を呼び掛けており、疑わしいカミキリムシが発見された場合には自然保護課まで連絡してほしいという(可能であれば写真を撮影・送付)。
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