村田製作所、北陸に100%再エネ利用モデル工場を整備
発表日:2021.10.12
(株)村田製作所は、各種電子部品の生産子会社である(株)金津村田製作所(所在地:福井県あわら市)に北陸最大規模の蓄電池システム(蓄電池容量:913 kWh)を導入したと発表した。同社はRE100の実現にコミットし、グループ全体の事業活動における使用電力の再エネ化を推進している。今回、(株)金津村田製作所における100%再エネ利用を実現するために、独自の電源(太陽光発電システム:638 kW)に蓄電池を併設した。生産計画、電力消費量、気象情報、発電予測をモニタリングしつつ、2021年11月1日に再エネ利用率100%の達成を目指す。年間発電電力量は74万 kWhとなり、年間CO2削減効果は368トンと見積もっている。同社の代表取締役の中島規巨社長は、環境負荷低減に向けた製造業の役割と自社の二次電池分野における技術的な優位性に触れながら、(株)金津村田製作所を100%再エネ利用のモデル工場と位置付け、今後もグループ各社における普及に向けた積極的な施策を展開していくと述べている。
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